『平家物語 一ノ谷・壇ノ浦』を楽しむ。一味違う読みものあれこれ。

私たちの作品でドラマトゥルクを担当しているにゃんこ先生こと野澤千佳子さんが、今回の上演章段に関してとても素敵な面白い記事を連載中です。ボタンをクリックして続きを読んでみてください。舞台鑑賞が一味違ってきます。

私は大阪生まれの大阪育ち、結婚後北海道で十年ほど暮らし、岡山にやってきて二十年が過ぎました。岡山に来てうれしかったのは、土地の歴史をたっぷりと感じられることでした。岡山県は、かつては備前国、備中国、美作国と呼ばれていました。もっと昔は吉備国です・・・


『平家物語』のジャンルは軍記物語なので、合戦を描いた物語というイメージがありますが、合戦の場面だけではなく、合戦の渦に巻きこまれた人々のことも、丁寧に描かれています。武家貴族といわれた平家の人々は、朝廷の高官(公卿・殿上人)となります。和歌を詠み、管弦や舞にすぐれ、宮中では人気者でした・・・


江戸時代にも熱狂的な義経”推し”がいて、『平家物語』にでてくる”色白のちびで、すごい出っ歯”の義経(九郎は色白うせい小さきが、むか歯のことにさしいでてしるかんなるぞ)は、わたしたちの義経様じゃない!別の人!と言っています。「判官ほうがんびいき」という言葉もあるぐらいで、平家討伐でめざましい活躍をしたにもかかわらず平泉で不遇の死をとげた、九郎判官義経の熱狂的なフアンは・・・

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