〈小矢部編1〉薄氷本舗 五郎丸屋
vol. 2 2021-05-19 48
今回のクラウドファンディングでは木曽義仲ゆかりの地からステキな特産品をセレクトしました。木曽編につづきまして、倶梨迦羅峠がある富山県小矢部(おやべ)市のお店を順番にご紹介します。
薄氷本舗 五郎丸屋
所在地:〒932-0045 富山県小矢部市中央町5-5
電話: 0766-67-0039 FAX: 0766-67-6430
ホームページ 菓子のこと | 薄氷本舗 五郎丸屋 (goromaruya.com)
オンラインショップ 薄氷本舗五郎丸屋 Online Shop (goromaruya.com)
薄氷本舗 五郎丸屋は、加賀金沢と越中高岡を結ぶ交通の要だった石動(いするぎ)の地で、260年続く和菓子の店です。
代表銘菓は「薄氷」。宝暦二年(1752)に誕生しました。
見た目はとてもシンプルなお菓子ですが、口に含むと、豊かで深い味わいがあります。箱を開けると真綿が出てきて、ちょっとびっくり。「薄氷」は、お姫様のように、上下を真綿につつまれて箱に入っています。
このお菓子を260年以上作り続けるのは、とても大変なことです。材料も道具もずっと同じというわけではないでしょうから、絶妙な調整を加えながら伝統を守っていかなくてはなりません。
でも、五郎丸屋さんの魅力は、それだけではありません。いくつもの新しいお菓子を創り出しています。パッケージもすてきです。
「薄氷」をベースにした「T五」(下の写真の左上)は、2013年に観光庁主催の「世界にも通用する究極のお土産」に選定されるなど、たくさんの受賞歴があります。筆者は、「モナカフロランタン」(下の写真下)を、こっそり全部ひとりで食べました。
オンラインショップから写真を転載しました
ホームページ「菓子のこと」には、次のように書かれています。
小矢部のゆたかな自然。その色、かたち、手ざわりをそのままに、菓子に映して残したい。この想いから余計なものは一切使いません。原材料は選び抜いたものだけを、配合や工程、デザインもできる限り削ぎ落とします。
考え抜かれた〈シンプル〉、今回の木曾義仲の舞台でも、追求したいと思います。