木曾の旅 2日目
さわやかな朝です。
宿は駒ケ岳の麓。目の前には御嶽山の雄姿、すばらしいロケーションです。
今日の最初の目的地、開田高原に向かいます。
あ、いた、いた。
ここは木曽馬の里
木曽馬の里|開田高原の自然の中で馬と触れ合おう (kisoumanosato.or.jp)
木曽馬乗馬センターで乗馬体験をしました!
木曽馬のはなちゃん でーす
よい撮影スポットをさがすため、まずは伊奈山!乗ります。
パカ パカ パカ パカ…けっこうさまになってます
場長の中川 剛(なかがわ たける)さんが、場内を周りながら木曽馬のことを教えてくださいました。
伊奈山「私たち今度木曽義仲の公演を計画していて、今日はその取材に来ました。甲冑を着た金子の写真撮りたかったなあ」
場長「あるよ」
伊奈山「!」
場長の力強いお言葉により、予期せず、うれしい展開に。
伺ったところ、地元のお祭りで使う衣装が保管されていて、これは小学生用。各小学校の生徒会長が着るそうです。
金子は小学生でも生徒会長でも無いけれど、中川場長みずから着付けを手伝ってくださいます。
そのころスタッフのみなさんは、ハナちゃんの鞍を、和鞍に交換してくださっていました。
ほかの馬たちも興味津々。
お支度調いました!
場長は、ただいま弓の指導中。
うおー!決まってる。
やってみます。
「こうかな?」
「こうだよ」ビュンビュン
あっ!・・・
弦が切れちゃった・・・
気を取り直して、金子、いよいよ木曽馬に乗ります!はなちゃんよろしくね
刀を・・・。
こう抜いて
ものども、まいる!
さらばじゃ
はなちゃん、ありがとう!
中川場長、スタッフのみなさん、ありがとうございました。
これは、木曽馬たちのシフト表?
金子は語る:おだやかなはなちゃんは、金子が鎧直垂を着て大はしゃぎしている間も静かにニコニコ待っていてくれました。ぽっくぽっくと歩いて一回り。なんて気持ちが良くて癒されるのでしょう!ああ、もっと長く乗りたい!もっと遠くまで!う〜〜〜〜〜なんだかわからないが血がさわぐぞよ。たった一回りのために、中川さんはじめスタッフの皆さんがノリノリで準備してくださって、木曽の町や馬への熱い想いを感じました!本当にありがとうございました。楽しかった!中川さんの馬と文化の博識に脱帽。お話ももっと伺いたい!ぜひ皆さんも木曽町と乗馬センターに遊びにいらしてください。最高ですよ。
はなちゃんの後ろ姿を見送り、乗馬センターをあとにします。
はなちゃん、また会いに来ますね。
木曽馬の里一本木亭で昼食、お土産も買いました。もちろん「すんき」!そしてお蕎麦も!
木曽馬にすんきの発酵液を食べさせていると、中川場長にうかがいました。
義仲に変身してたら、あっという間に時間がたちました。
さあ大変!14時のお約束の時間に遅れてしまう。予定をいくつかとばして、木曽町日義支所に急ぎます。「日義」は「ひよし」と読みます。そう!朝日将軍義仲の「ひ・よ・し」!
木曽義仲の里。父の義賢が義平(義朝の嫡男、頼朝の兄)に討たれたあと、母に連れられて木曽に来て、中原兼遠に育てられました。義仲二歳の時です。兼遠の子、樋口次郎兼光、今井四郎兼平、巴と一緒にここで大きくなったんですね。
義仲館の正面にあのふたりが。
義仲館の隣には、木曽一族の菩提寺、徳音寺があります。
一番奥が義仲の墓。その前に義仲の母の小枝御前、巴、樋口兼光、今井兼平の墓。
「巴の墓 義仲に侍す 杉落葉」 遠藤梧逸
ここから急いで、車で巴淵(ともえがぶち)に行きました。
巴は、巴淵に住む龍の化身だったという伝説があるそうです。巴はここで泳いでいたとか。
義仲に「何処へも行け」と言われた後、御田八郎の首を捩じ切る巴のイメージは、そう言われてみれば、龍っぽいかも?!
帰りの電車の時間が迫ってきました。あと10分。
旗挙八幡宮です。義仲は27歳の時にここで挙兵しました。桜がきれい。
義仲の舞台収録がうまくいきますように!
樹齢800年以上という大欅。
帰りたくないな~。でも電車の時間だ。
車で来ていた撮影担当栢野、電車が出発したあと、木曽の旅の最後の一枚をパチリ。
木曽義仲 – 木曽町公式サイト (town-kiso.com)